JR東日本のみどりの窓口がある駅をQGISでKMLを作成し、Googleマイマップに表示させました。全部で470駅ありました。
※データ取得日は2019年12月22日です。PythonとQGISの練習で作成したものなので、正確なデータではない可能性があります。ご注意ください。
みどりの窓口が設置されている駅は、JR東日本 みどりの窓口のある駅から検索できますが一覧での表示はありません。
そこで、前記サイトから各路線へのリンクを取得します。各路線のページには、その路線のみどりの窓口設置駅とURLが記載されているので、これを集めます。
データの取得は、Pythonの標準モジュールのurllib.request.urlopenでWebサイトを取得して、正規表現モジュールを使って対象のリンクを抜き出すだけです。これで駅名の一覧が取得できます。
次に国土数値情報からダウンロードした「国土数値情報 鉄道データ」の駅データをQGISで表示させます。
表示させるみどりの窓口はJR東日本だけなので、駅データを「"N02_004" = '東日本旅客鉄道'」という条件でフィルターして別名保存します。その際、N02_001~004までのフィールドは必要ないので保存しません。
「国土交通省国土政策局「国土数値情報(鉄道データ)」をもとにid:tekito-gottaniがQGISを用いて編集・加工」
このレイヤを、さらに「ベクタ」から「空間演算ツール」の「ディゾルブ」を選び、駅名を示す「N02_005」で融合させると、複数の路線の駅を一つにまとめることができます。
さらにそこから「ベクタ」の「ジオメトリツール」から「中心点」を選んで実行すれば、線で表現されていた駅をポイントに変換できます。
ここでQGISにみどりの窓口設置駅とURLがセットになったCSVを読み込ませ、「中心点」レイヤのプロパティから結合を選んで「+」ボタンを押し、CSVの駅名と結合させます。
結合後の中心点レイヤの属性テーブルを開くと、きちんと駅名で結合され、窓口が設置されていない駅はURLが表示されていないことが分かります。
このレイヤを別名保存して、URLが存在しないポイントを非表示にするフィルター条件("url-eki_UR" IS NOT NULL)を設定すれば、みどりの窓口設置駅だけが表示されます。
JR東日本のサイトから得られた駅名と、国土数値情報の鉄道データに登録されている駅名が以下のように微妙に異なる部分があり、少々調整しています。
JR東日本の表示 | 国土数値情報の名称 |
---|---|
ケ | ヶ(茅ヶ崎など) |
空港第2ビル | 空港第2ビル(数字が半角) |
ガーラ湯沢(臨時) | ガーラ湯沢 |
この結果をKMLで出力すればデータが出来上がります。