5月に赤外線リモコンのデータコード取得実験が成功したので、赤外線を利用したラジコンを作ることができると思い、軽い気持ちでワイルドミニ四駆のRC化に挑戦しました。
ところが、想像以上に手こずり、諦めて放置していた期間を含めると3か月ほどかかりましたが、何とか動くものができました。
作り方は赤外線リモコンでワイルドミニ四駆を動かす(作り方)です。
ワイルドミニ四駆を動かす場合、前後に動かすだけならタミヤのギヤボックスを使えばモーターを一つ制御すれば済みます。ツインモーターギヤボックスなら、戦車のように片輪だけを動かすか、両輪を互いに逆方向に動かせば曲がることが可能です。
しかし、せっかくならサーボモーターを使ったステアリングを実現したいと思い、参考になりそうなサイトを見てみましたが、工作的にかなり手間がかかることが分かっただけでした。
最初は既に多くの人がやっているらしい、元のシャーシを半分切断する方法を試しましたが、切断した後の加工やステアリング機構の取り付けが難しく断念しました。
次に、サーボモーターに木ダボを経由して直接的にタイヤを取り付けることでステアリング機構を実現しようとしましたが、動作が安定せず、配線と電池のスペース不足にも悩まされ、しばらく諦め半分で工作しない日々が続きました。
その間も、ブレッドボードを使ってスペースの問題を解決できないか、ステアリング機構を単純化できないか考え続けた結果、今回の方法にたどり着きました。
ユニバーサル基板やPICマイコンを使うと、より小型化できるようですが、配線の簡単さとやり直しがきくブレッドボードを使う手段を追求しました。
つくばエクスプレスに乗って八潮の秋月に遠征し、すいている店内をゆっくり回って、100円以下であれば使えそうな部品は色々購入したのが結構役立ちました。
失敗も多々あり、特に下記のように配線ミスから部品を溶かしてしまうと使えなくなってしまうので、確実に使うと思った部品は複数購入しました。
スイッチを取り付けていなかったり、サーボの回転中心がずれているので切れ角が左右で違ったり、動作不安定な部分がまだ残っていたり、四駆ではなく二駆だったり、不満点は多々ありますが、とりあえず動いたのでこれでいったん完成としました。