ペン立て(一本用)を作るで一本用のペン立てを自作しましたが、しばらく使っているうちに、ボールペン以外にもシャーペンとはさみ、修正ペンが机上にあると便利だと感じたので、別に作りました。
最初は、垂直に立てたボードにフックを取り付けて引っ掛けるようなものを考えていましたが、材料を探してホームセンターや100円ショップをめぐっているうちに構想が次々と変わっていきました。
最終的に、枠はプラ板を切り出して、細いパイプをスペーサーにして釘を通してはさみと修正ペンを立てる台を作り、ボールペンとシャーペンはアングルにパイプをねじ留めして固定構造にしました。
枠がプラ板であったり、釘を先端部の10mm程度しか打ち込んでいないことから強度に不安は残るものの、とりあえず現状では使えています。
作り方
材料
- パイプ(外径5mm、内径3mm)
- パイプ(外径15mm、内径11mm)
- アングル(15×15mm)
- プラ板(厚さ1mm)
- 飾り台(60×100mm)
- 釘(長さ50mm)
- タッピングネジ(3×8mm)
- 小ねじ(M3×20mm)
使用したパイプとアングル
切り出しと穴あけ
枠になるプラ板を切り出す。サイズは収納するモノの幅プラス数ミリの余裕を持たせる。一枚を切り出して中をくり抜くのが難しそうだったので、2種類のサイズの長方形を多数切り出して重ね合わせる部品にした。短いものを6枚、長いものを4枚と底板を1枚
プラ板で穴あけの位置決めガイドを作成して穴をあける。穴はすべて直径3mm
同様に長い部品の中間部分にも穴をあけ、修正ペンが入るように2ミリ程度切り込みを入れる
スペーサー用の外径5mmのパイプを長さ18mmと15mmで6個ずつ切り出す。切り出しは、100円ショップで500円位で購入したパイプカッターを使用
最後にペン立て固定台のアングルを幅35mm、外径15mmパイプを長さ60mm切り出して、固定用の穴をあける
切り出しと穴あけが終わったら、すべての部品を200から400番くらいの紙やすりでやすりがけする
塗装
飾り台を水性ニス、その他プラ部品をスプレーで塗装。プラ板が乾燥したら接着剤で実際の形に接着。パイプは針金に通してスプレーしたのちフックに引っ掛けて乾燥させる
組み立て
飾り台に下穴をあけ、釘に部品とスペーサーを通して打ち付ける。釘は金色の真鍮釘を使用。ペン立てはアングルをタッピングネジで台に留め、20mmの小ねじでパイプをアングルに固定
試行錯誤
組み立ての際、プラ板を一つの板として扱えるように接着剤でつないだら塗装が溶け出してしまいました。接着してから塗装したほうが良いようです。
プラ板を何枚も切り出して部品を作るより、一枚で切り出して、彫刻刀の平刀などで穴をあけたほうが簡単だったかもしれないことに後から気づきました。
作業に慣れて、一つの切り出したプラ板をもとに、だいたい同じ形のプラ板を複製できるようになると、思うように直線的に切り出せずイライラしていたプラ板切り出し作業が面白くなってきました。
また、穴あけガイドを作成して一つ一つ穴をあけた後に重ね合わせたとき、ぴったり穴が重なると気分がよくなります。