適当のごった煮

Pythonと境界標とQGISを中心にいろいろと

テスターでイヤホンの断線箇所を調べる

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先日、急にMP3プレイヤーに挿していた左側のイヤホンの音が出なくなってしまった。

内部で断線してしまったのだろうと思い、場所を特定するために音を流しながらコードを曲げたりひねったりしてみたが、どこをどうやっても全く音が出なくなってしまった。

いずれ買おうと思っていたテスターを購入するちょうど良い機会だと考えて、ホームセンターへ行き、あれこれ悩んだ末にsanwaのPM11を購入した。

早速イヤホンの端子部分を多少の余裕をもってニッパーで切断して被覆をむき、導通を確認する。端子の形状と線の色は一般的なもののようで、先端からLと緑、Rと赤、Gの銅線の組み合わせだった。

最初に導通を調べたとき、どの線も反応がなく、おかしいと思ってネットを調べてみると、線にはコーティングがしてあって、火であぶったりしてコーティングを取り除かないといけないということが分かった。

被覆をむいた部分を軽く火であぶってみると、確かに線の表面が小さく燃えるような感じがした。そのうえで再度導通を確認してみると、すべての線で導通があることを示す「ピー」という音がテスターから鳴った。

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ということは、イヤホン側が断線していることになるので、今度は左側のイヤホンを分解して端子側の被覆もむく。被覆をむいて火であぶった線と、イヤホン本体にはんだ付けされた部分の導通を確認してみると、緑・銅の両方の線で導通が確認できた。

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しかし、はんだ付けされた部分の間に導通は確認できなかった。イヤホン本体内部で断線しているようだ。

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右側のイヤホンも分解し、はんだ付けされた部分の間の導通を確認すると、こちらは導通ありを示す「ピー」という音が確認できた。

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分解したイヤホンをよく見てみると、薄いフィルムのようなものが張られていて、これが振動して音を出しているのかと思うと不思議な感じがする。

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購入したテスターがさっそく役立ち、イヤホンの仕組みについて少しだけ知識が増えたので、なんとなく満足感を覚えた一日だった。

参考