都区内パスは、JR東日本が発売している区内のJRを乗り降りできる切符です。範囲が路線単位で区切られていないので、レイヤを編集します。
もとにした情報は、変更される可能性がありますので、正確な情報はJR東日本をご確認ください。
都区内パス
JR東日本は範囲が広いので、特定の場所だけ表示させるのは手間がかかります。
しかも、同じ路線でも都内を出てしまうと都区内パスの範囲から除外されてしまうので、特殊な編集が必要です。
まずは、範囲に含まれる路線を「"N02_003" in ('中央線','山手線','東海道線','京葉線','総武線','常磐線','東北線','赤羽線(埼京線)','東北線(埼京線)')」でフィルターして、そのレイヤを別名保存します。
次に別名保存したレイヤを編集していきます。レイヤをパネルで選択状態にして、「編集モード切替」を選択します。すると選択したレイヤの地物が赤い×印で表示されます。
地物の選択方法を決め、不要な範囲をドラッグして選択し、削除します。
駅名を表示して、JR東日本 都区内パスのフリーエリア範囲図を参考に範囲外の路線を選択し、ごみ箱ボタンを押して削除する作業を繰り返します。
範囲以外の路線を削除したら、編集を保存します。駅については、「空間演算ツール」の「交差」で、作成した都区内パスの路線と重なる駅だけのレイヤを作成します。
完成すると下図のようになります。切符の名前通り、忠実に都区内エリアのみでの乗降ができる切符であることが分かります。
「国土交通省国土政策局「国土数値情報(行政区域(東京)及び鉄道(全国)データ)」をもとにid:tekito-gottaniがQGISを用いて編集・加工」
東京フリーきっぷ
都区内パスの範囲図にメトロ・都営共通一日乗車券の範囲図を重ねると東京フリーきっぷの範囲図になります。
「国土交通省国土政策局「国土数値情報(行政区域(東京)及び鉄道(全国)データ)」をもとにid:tekito-gottaniがQGISを用いて編集・加工」