境界標は土地の境界を示すものなので、多くの場所に土地を所有している鉄道会社は専用の境界標を作成しています。駅や線路、踏切周辺を探してみると独自のマークやロゴの入った境界標を見つけることができます。
JRの境界標
「工」と書かれた丸い境界標は、JR駅周辺に結構設置されているので、気になっている人もいるかもしれません。『街角図鑑』という本によると「エ」は、カタカナではなく、工部省の「工」に由来する漢字ということです。JR各社によって若干の違いがあるようです。
駅周辺には丸型、または正方形が多く、線路周辺には杭タイプの設置が多く見られます。
正方形タイプにもいくつかの種類があって、ついつい新種を探して駅周辺をうろついてしまいます。
都営地下鉄と東京メトロとTWRの境界標
地下鉄の駅周辺は、JRほど頻繁には境界標が見つかりません。地上の駅入り口や地下通路の境目など思わぬところに設置されているときもあり、人通りが多いと写真を撮るのにひと苦労です。
東武と西武とTXの境界標
東武の境界標は6cmくらいで一般的に多い5cmタイプより若干大きくこだわりを感じます。また、中心が境界を示すものの場合は、銃のスコープのようで見つけるとテンションが上がります。
右から二つ目の西武のマークは旧式のもので、「西」の文字をデザインしたものだそうです。
京王と東急と小田急の境界標
普段乗らない電車ですが、境界標探索のため路線図を検討して集めました。暇つぶしにはもってこい。
近鉄と名鉄の境界標
以前、伊勢志摩旅行に行ったときも観光より境界標探しに熱中してしまいました。